さいたま親鸞講座

「仏教は私たちに何をもたらすのか」


講師あいさつ 

 仏教あるいは宗教に、何を求めますか。よく救いとか救われたと言われますが、どういうことが救いなのでしょうか。
 私の願い事がかなうことが救いでしょうか。大学に合格することを願い、それがかなうことが救いなら、その裏では他の誰かが落ちることが救いということになります。逆になることもあります、誰かの合格のために、あなたが落ちることがあなたの救いになるでしょうか。
 他者に関係がなく、自分の願いがかなうということもあるでしょう。でもその願いがかなえば、他の願いはないのでしょうか。欲と願いにはきりがありません。
 それとは逆に、願いごとがかなわない時や思い通りにならない時に、腹を立てたり恨(うら)んだりすることなく、悩みのない私になることが、救いなのではないかというお考えもあるでしょう。でもそんなふうに感情を思いのままにコントロールできるのが救いだというなら、それは至難のわざでしょう。そんなことは、多くの方にとって無理なことです。
 それにそんな悩みのない者になったら、腹を立てたり恨(うら)んだり悩む人を、バカにすることにならないでしょうか。そんなことはない、穏(おだ)やかな人格が形成されるのだと言われるかもしれません。でも悩み迷わない者になることは、悩み迷う人の悲しみや心と通じ合わなくなることにもなります。そんな救いが欲しいのでしょうか。
 このように考えてみると、宗教的救いというのは、周りや裏側、他者のことが分からなくなったり見失う、極めて個人的世界に閉じこもることのように思えます。「救い」、分かっているようでどうもはっきりしません。仏教の基本的な言葉を手がかりに、仏教の救いとは何か。仏教は私たちに何をもたらすのかを尋ねてみたいと思います。
  開催日 各回テーマ
第1回 2017年8月5日 浄土~浄土と穢土~
第2回 2017年9月9日 浄土~門としての浄土~
第3回 2018年1月13日 往生~往生とはどういう問題か~
第4回 2018年2月17日 往生~身が定まる~
第5回 2018年4月14日 他力~自力と他力~
第6回 2018年6月16日 他力~他力とは本願力なり~

【  講 師  】 四衢亮(よつつじあきら)氏​(岐阜県・不遠寺住職)
【  時 間  】​ 各回14時~16時
【 参 加 費 】​ 1回1,000円
【 テキスト 】ワンコインブック「浄土」「往生」「他力」
                 (本願寺出版部)/各100円
【  会 場  】 仲町川鍋ビル8階(埼玉県さいたま市大宮区仲町2-60
​【  交 通  】 JR大宮駅より徒歩7分

 

”埼玉県さいたま市大宮区仲町2-60”

Posted by 三宝寺